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指定車検工場と認証車検工場の違い

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別ページの車検比較ポイント3.指定車検工場を保有しているか?で少し触れていますが、車検工場には指定車検工場認証車検工場の2種類が存在しています。本ページではこの2種類の車検工場の違い、それぞれの特徴について分かりやすく解説していきます。

結論を先に言ってしまうと、車検業者を比較する際には指定車検工場を保有しているかどうかが重要になります。

認証車検工場について

認証車検工場プレート

出典:国土交通省ホームページ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/ninshoutoshiteinochigai.html

認証車検工場とは地方運輸局長から「認証」を受けた工場のことを指します。認証車検工場は上記の「運輸局長認証普通小型自動車分解整備事業」というプレートを掲げることになっていますので、車検をお願いしようと思っている車検事業者にこのプレートが掲げてあるかどうか確認してみると良いでしょう。

認証車検工場の認証を受けるには?

認証車検工場の認証を受けるには以下の要件を満たしている必要があります。

  • 同一敷地内に「部品整備作業場」「車両整備作業場」「点検作業場」「車両置場」を設け、それぞれが規定以上の面積を有していること。
  • 規定の作業機械等の設備を有していること。
  • 事業場毎に自動車整備士技能検定の1級または2級に合格している整備主任者が在籍していること。
  • 事業場には分解整備に従事する従業員が2人以上在籍していること。
  • 従業員のうち少なくとも1人は自動車整備士技能検定の1級または2級に合格していること。
  • 自動車整備士技能検定の1級、2級または3級に合格した者が、従業員数の1/4以上在籍していること。

文章にすると分かりにくいですが、簡単に訳すと「分解整備事業を行うために充分なスペース・設備・従業員を有し、なおかつ従業員の中には一定数の自動車整備士技能検定に合格した者がいること。従業員のうち整備主任者は1級か2級に合格しないといけませんよ」ということになります。

これらの条件を満たすことで初めて地方運輸局長からここで分解整備事業をしても良いですよという許可がもらえるわけです。

認証車検工場でできることは?

認証車検工場の認証を受けた工場では車の「分解整備を行うことが出来るようになります。

※「分解整備」:原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造をいいます(道路運送車両法第49条第2項、同施行規則第3条)。

ただし、できるのは分解整備だけで完成検査はできません。車検を通すには整備をした車を平日に陸運局まで持ち込み検査ラインに通す必要があります。そのため、認証車検工場しか保有していない事業者では1日車検や短時間車検、土日祝に車検を行うことができません。

指定車検工場について

指定車検工場プレート

出典:国土交通省ホームページ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/ninshoutoshiteinochigai.html

認証車検工場のうち一定の審査基準を満たした認証車検工場に対し、地方運輸局長が指定をしたものを指定車検工場と呼びます。つまり、認証車検工場がグレードアップしたものが指定車検工場だと思っていただければOKです。

指定車検工場の指定を受けるための審査基準はかなり厳しいため、指定車検工場を保有している車検業者というのはそれだけで信頼感があります。指定車検工場の指定を受けた工場には認証工場のプレートに加え、上記の「運輸局長指定指定自動車整備事業」というプレートが掲げてあります。

指定車検工場の指定を受けるための審査基準とは?

指定車検工場の指定を受けるには以下の審査基準を満たしている必要があります。

  • 同一敷地内に「部品整備作業場」「車両整備作業場」「点検作業場」「車両置場」に加え完成検査場を設け、それぞれが規定以上の面積を有していること。
  • 規定の作業機械等の設備を有していること。
  • 事業場毎に自動車整備士技能検定の1級または2級に合格している整備主任者が在籍していること。
  • 事業場には分解整備に従事する従業員が4人以上在籍していること。
  • 従業員のうち少なくとも2人は自動車整備士技能検定の1級または2級に合格していること。
  • 自動車整備士技能検定の1級、2級または3級に合格した者が、従業員の1/3以上在籍していること。
  • 自動車検査員教習を修了した検査員が1名以上在籍していること。
  • 認証車検工場として陸運局へ持ち込んだ車輌について、下記のいずれかの期間における月平均持ち込み台数を満たし、かつ車検合格率が97%以上であること。
直近2ヶ月 30台以上
直近3ヶ月 20台以上
直近4ヶ月 15台以上
直近5ヶ月 12台以上
直近6ヶ月 10台以上

重要なポイントは、認証車検工場の設備に加え「完成検査場」を保有していることと認証車検工場として陸運局に持ち込んだ車輌の車検合格率が97%以上であるということです。

完成検査場は指定車検工場内で車検を実施するために必要ですし、車検合格率97%が必須条件なのは車検を任せても大丈夫な技術力があるかどうかを審査するためです。逆に言えば、指定車検工場を保有しているということは車検の品質が保証され、陸運局へ車輌を持ち込まずとも車検を行って良いというお墨付きをもらっているということになります。

指定車検工場でできることは?

指定車検工場を保有していれば、分解整備に加え車検まで自社で行うことができます。陸運局へ持ち込まなくてはいけないという制限が無いため、1日車検や短時間車検、土日祝の車検も行え、私達お客にとっては非常にありがたい存在です。

指定車検工場と認証車検工場の比較表

指定車検工場 認証車検工場
分解整備
車検(完成検査)
整備だけ行い車検は陸運局へ持ち込み
1日車検・短時間車検 ×
土日祝車検 ×

比較表にしてみると一目瞭然ですね。冒頭でもお伝えしましたが、車検業者をお探しの際は指定車検工場を保有しているかどうかを確認したうえで検討してみてください。

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